こんにちは、T部長です!
最近、「情報発信にブログだけでなくYouTubeも使いたい」というご相談が増えており、YouTubeの始め方について解説する機会が増えました。
今回は、スマートフォンだけで完結するYouTubeチャンネルの開設から初期設定、そして動画の投稿までを、分かりやすく解説いたします。
T部長
この記事は以下の方におすすめです!
- これからYouTubeを始める方
- YouTubeチャンネル開設と初期設定の手順を知りたい方
- 動画の投稿方法を知りたい方
- スマートフォンだけで開設から動画投稿を行いたい方
YouTubeで動画を配信することは、「手続きが複雑そう」「動画制作に多くの道具が必要そう」と感じる方にとって、難しく思われることもあるかもしれません。しかし、実際にはだれでも簡単にYouTubeで動画配信ができるのです。
今回の記事では、以下の内容を紹介します。
- 初心者でもたった10分でYouTubeチャンネルを開設できる方法
- スマートフォンだけで完結可能な手順
- 迷わず確実に実行できるステップ
記事内の手順に従って進めれば、YouTube初心者の方でも確実に迷わずにチャンネル開設と動画投稿を行えます。パソコンは必要ありません。スマートフォンだけでYouTubeの設定と動画投稿が可能です。YouTubeでの動画配信に挑戦したい方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
それでは、始めてみましょう!
なお、YouTubeとブログのどちらを始めるべきかお悩みの方には、以下の記事もおすすめです。それぞれの特徴や違い、おすすめジャンルについて詳しく解説しています。
1 YouTubeとブログ いまから収益化を目指すならどっちがおすすめ?
チャンネル開設から動画投稿までの方法を4つのステップで詳しく解説します。YouTubeチャンネルをスマートフォンを使って開設する手順をご紹介します。
- チャンネルを開設する Googleアカウントを作成したら、YouTubeのチャンネルを作成しましょう。チャンネルには「デフォルトアカウント」と「ブランドアカウント」の2つがあります。デフォルトアカウントは最初のGmailで作成され、チャンネル名はアカウント名になります。一方、ブランドアカウントはYouTube専用のアカウントで、複数のチャンネルを作成でき、独自のチャンネル名を設定できます。
- デフォルトアカウント: Gmailで作成され、チャンネル名はアカウント名と同じ。
- ブランドアカウント: YouTubeチャンネル用の専用アカウントで、複数のチャンネルを作成可能。
- ブランドアカウントの作成 ブランドアカウントを作成するために、スマホのYouTubeアプリではなく、PC表示が可能なブラウザアプリ(例: Chrome)を使用します。
- ブラウザからYouTubeを開きます。
- 右上のアイコンからログインします。
- PC版の表示に切り替えます。
- 設定を選択し、新しいチャンネルを作成します。
- チャンネル名を入力し、「作成」をタップします。
- チャンネルの確認 チャンネルを作成したら、ChromeからYouTubeのトップページに戻ります。アカウントが追加されているか確認しましょう。
- 注意事項 一部のスマートフォンではアカウントの作成が上手くいかないことがあります。問題が発生した場合、パソコンを使用してアカウントを作成してみてください。
これで、YouTubeチャンネルの開設が完了しました! 以下のステップに従って、カスタマイズや動画の投稿など、さらに詳細な設定を行うことができます。
2. チャンネルをカスタマイズする
おめでとうございます!YouTubeチャンネルが完成しました。しかし、外観を少しカスタマイズしてみましょう。以下は最低限の設定手順です。
2-1. チャンネルアイコンの設定
最初に、チャンネルアイコンを設定します。私は、先日撮影した太陽の塔の写真を使うことにしました。設定はYouTubeのアプリを使用して行います。
- チャンネルのページに行く: 右上のアイコンをタップし、「チャンネル」を選択します。
- 設定アイコンをタップする: チャンネルページに移動したら、設定アイコンをタップします。
- 画像を登録する: カメラマークをタップすると、画像を選択できる画面が表示されます。お好きな画像を選んでください。
- 完了: 画像が変更されたら、設定は完了です。
2-2. ハンドル・チャンネル概要欄の設定
次に、ハンドルとチャンネルの概要欄を設定しましょう。ハンドルはYouTubeチャンネルのURLやコメント時に表示されるIDのようなもので、チャンネル概要欄はチャンネルの説明文です。
- チャンネルの設定を開く: 先ほどと同様に、チャンネルの設定を開きます。
- ハンドルを入力する: ハンドルを入力し、「保存」をタップします。チャンネル名に合った任意の文字列を設定しましょう。
- 説明を入力する: 説明文を入力し、「保存」をタップします。例えば、「夜の大阪を散歩してみよう。」と書いてみました。
- 概要を確認する: 「戻る」ボタンをタップし、「チャンネル」のページを開きます。メニュー右端の「概要」をタップします。
- 完了: 説明とURLの右端にハンドルが表示されていれば、正しく設定できています。
これで、チャンネルのカスタマイズが完了しました。外観が魅力的になり、視聴者にアピールできるでしょう。
2-3. チャンネルアートの設定
最後に、チャンネルアート(YouTubeチャンネルのバナー)を設定します。チャンネルをより個性的にするために重要なステップです。
- チャンネルの設定を開く: 先ほどと同様に、チャンネルの設定を開きます。
- 画像を登録する: 右上のカメラマークをタップすると、画像を選択する画面に移ります。ここでお好きな画像を選んでください。注意:アップロードできる画像の大きさやサイズに指定がありますので、指定通りのサイズでアップロードしましょう。横幅 2560px × 縦幅 1440px以上の画像で、1ファイルあたりの容量が6MB以下とされています。
バナー画像のテンプレートもご用意しました!Pixabayからの素材を使用し、以下のテンプレートをご利用いただけます。画像をクリックして原寸大で保存し、自由にお使いください。
[バナー画像テンプレート]
(画像リンクを挿入)
(画像リンクを挿入)
(画像リンクを挿入)
(画像リンクを挿入)
(画像リンクを挿入)
(画像リンクを挿入)
- 表示範囲を調整する: 選択した画像から、バナー画像として表示したい部分を調整し、最終的に「保存」をタップします。
アップロード完了: 画像のアップロードが完了すると、設定画面に新しいバナー画像が表示されます。
3. アカウントの制限を解除する
YouTubeでは、アカウントの確認が行われていない場合、以下の機能に制限がかけられます。
- 15分以上の動画のアップロード
- カスタムサムネイル(自分で作成したサムネイル)の設定
- ライブ配信
これらの制限を解除する方法を説明しますが、スマートフォンのYouTubeアプリでは設定ができないため、PC表示が可能なブラウザアプリ(今回はChromeを使用)を利用します。
- YouTube Studioを開く: YouTube Studioを開きます。
- 設定を開く: 画面左下の「設定」アイコンをタップします。
- 機能の利用資格を選択する: 「チャンネル」をタップし、「機能の利用資格」を選択します。
- 電話番号の認証をする: 「中級者向け機能」を選択すると、「電話番号の認証」ボタンが表示されるので、それをタップします。
- 6桁のコードで認証する: 「電話」または「SMS」で送信された6桁のコードを入力し、認証を完了します。
これにより、カスタムサムネイルのアップロードや動画アップロードの制限時間、ライブ配信の制限が解除され、YouTubeチャンネルをより多彩に活用できるようになります。
4. 動画を投稿する
次に、YouTubeへの動画投稿方法について説明します。YouTubeのアプリを使用して行います。
- +マークをタップする: YouTubeアプリを開き、画面下部にある「+」マークをタップします。
- 動画をアップロードを選択: 作成メニューから、「動画をアップロード」を選択します。
初めて使用する場合、端末のアルバムへのアクセス許可が必要です。画面の指示に従って、アクセスを許可してください。
- 動画を選択する: アップロードする動画を選択します。
- 動画の詳細を入力する: 動画のタイトルと説明文を入力し、サムネイルを設定します。設定が完了したら、右上の「次へ」をタップします。
例えば、タイトルに「冬の花火大会」、説明に「冬に見る花火も趣があって良いですね。」と入力し、サムネイルに花火の画像を設定しました。
- 視聴者層を選択: 視聴者層の選択が表示されます。「この動画は子供向けですか?」や「動画を成人の視聴者のみに制限しますか?」などの質問がありますが、特に必要がなければ「動画をアップロード」をタップします。
- アップロードを待つ: 左側には「アップロード中」と表示されます。アップロードが完了すると、右側の表示に切り替わります。
- 確認して完了: アップロードが完了したら、画像をタップして動画が正常に再生できるか確認します。再生できる場合、アップロードが完了したことを示します。
アップロード後は再生リストを作成しよう
動画をアップロードした後は、それらを再生リストにまとめて整理することができます。これにより、視聴者が簡単に関連動画を見つけやすくなります。また、再生リスト内での動画再生中に、自動的に他の動画に切り替わることがないため、視聴者がチャンネル内に滞在しやすくなります。再生リストの作成方法は以下の通りです。
- YouTube Studioにアクセス: YouTube Studioを開きます。
- チャンネルのコンテンツを表示: 左側のメニューから、「コンテンツ」をタップします。
- 再生リストに追加する動画を選択: 再生リストに追加したい動画にチェックを入れ、「再生リストに追加」をタップします。
- 新しい再生リストを作成: 「再生リストを作成」をタップし、メニューから「新しい再生リスト」を選択します。
- 再生リストのタイトルと説明を記入: タイトルと説明を記入し、「作成」をタップします。
これで再生リストの作成が完了します。作成した再生リストには、後から動画を追加することもできます。再生リストを活用することで、視聴者がチャンネル内で長く滞在し、関連コンテンツを楽しむ可能性が高まります。
動画制作の機材と編集ソフトについて
動画撮影に必要な機材は次の2つです。
動画撮影に最低限必要なもの
- スマートフォン: 常に持ち歩いているスマートフォンがあれば、思い立ったらすぐに動画を撮影できます。最新のスマートフォンは高画質であり、音声もクリアなため、プロのような動画制作が可能です。ただし、長い動画をアップロードする際や通信量に注意が必要です。
低予算でクオリティを上げるポイント!
低予算で撮影環境を向上させるための機材
- 照明: 光量の調整は非常に重要です。光が良く当たる場所を選ぶか、簡易型の照明器具を導入することで、ビデオの品質を向上させることができます。カメラやレンズの品質に関係なく、光の質がビデオの見栄えに大きな影響を与えます。
- マイク: 遠くから撮影する場合や音響の問題がある場合、環境に応じたマイク(例: ピンマイク)を使用することが重要です。音声と照明を改善するだけで、動画の第一印象が大幅に向上します。
無料で使えるおすすめの動画編集ソフト(アプリ)
YouTubeに動画をアップロードする際、基本的な編集は欠かせません。以下は、おすすめの動画編集ソフト(アプリ)のいくつかです。
- VN(スマートフォン用): 初心者でも直感的に操作でき、トランジションや色調の調整、速度設定などの機能が無料で利用できます。商用利用も可能で、VlogやMVなどのおしゃれな映像制作に適しています。
- VLLO(スマートフォン用): カットのしやすさやテロップの入れやすさに特徴があり、YouTube動画に必要な編集が簡単に行えます。フォント、スタンプ、BGMなどの素材も無料版で利用可能で、プロ仕様の編集が可能です。
- DaVinci Resolve(パソコン用): スマートフォンではなく、パソコンで本格的な編集を行いたい場合におすすめです。無料版と有料版があり、無料版でもカット、テロップ、エフェクトなどの本格的な編集が可能です。有料版はより高度な編集が行えますが、基本的な編集には無料版でも十分です。さらに、Macユーザーには「Final Cut Pro」、プロ向けには「Premiere Pro」もおすすめの編集ソフトです。
これらの編集ソフトを使えば、YouTube用の動画を簡単に編集できます。動画の品質を向上させ、視聴者に魅力的なコンテンツを提供するのに役立つでしょう。
収益化するための基準と設定
YouTubeで収益を上げるためには、一定の条件と設定が必要です。こちらでは、収益化に必要な条件と、所在地の設定手順、アフィリエイトリンクの貼り付け、スーパーチャットについて説明します。
収益化の条件 YouTubeで広告収益を得るためには、以下の2つの条件をクリアする必要があります。
- 動画の総再生時間が4,000時間以上(直近12カ月間)
- チャンネルの登録者数が1,000人以上
これらの条件をクリアしない限り、広告収益を得ることはできませんので、注意が必要です。
所在地の設定手順
- YouTube Studioを開く: YouTube Studioにアクセスします。
- $マークを選択する: 左側のメニューで「$」マークをタップします。
- 所在地を更新する: 「収益化できません」と表示されていても気にせず、「所在地を更新」をタップします。
- 国を選択する: 自身の居住国を選択します。
- 参加条件を満たしたら通知する設定をする: 「参加条件を満たしたら通知する」をタップします。
これで、条件をクリアすれば、YouTube動画の広告収益を得るための所在地の設定が完了します。
アフィリエイトリンクの貼り付け YouTubeで収益を得る方法は、広告収益だけに限りません。概要欄にアフィリエイトリンクを貼り付け、そこから収益を得ることも可能です。条件クリアの必要はありませんが、リンクがクリックされるためには、魅力的な誘導が必要です。また、規約に違反しないよう注意が必要です。
スーパーチャットで収益化も可能 スーパーチャットは、YouTubeのライブ配信時に有料のチャット機能を提供し、視聴者からの投げ銭を収益として得られる機能です。これも条件をクリアする必要があり、ライブ配信を中心にYouTubeを活用するユーザーにとって重要な収益源となります。
最近のYouTubeの状況
YouTubeを始めたいけど、今から始めても遅くないかと悩んでいる方も多いことでしょう。しかし、最近のYouTubeの状況を見てみると、まだまだチャンスが広がっています。以下は、最近のYouTubeの状況を示す情報です。
- 国内ユーザー数: 2022年5月時点で約7000万人(引用:YouTube をマーケティングのヒントに —— トレンドが生まれ、マルチフォーマットなどで生活に定着進む)
- ユーザー層: 幅広い年齢層が利用しており、様々な視聴者が存在します。
- 特徴: 役に立つ情報発信から、自分自身のファンを増やすコンテンツまで幅広いジャンルが成功しています。
- 拡散力: YouTubeは独自のルールに基づいて関連動画を表示させるため、自然な拡散が行われています(シェアは少ない)。
年々国内ユーザー数が増加しており、YouTubeは今でも盛り上がり続けているプラットフォームであることが分かります。つまり、YouTubeを始めるには今からでも遅くありません。
このブログの運営メンバーや、最近入社したスタッフもYouTubeに参入し、成功しています。T部長も述べているように、視聴者に価値を提供し、目的をもってコンテンツを発信すれば、初心者でもチャンネル登録者数を増やすことが可能です。ですから、今からYouTubeを始めることはまったく遅くありません。
YouTubeで再生回数を上げるための3つのコツ
YouTubeで成果を上げるために、実際にYouTubeを運営しているスタッフが提案する「だれでもできる3つのコツ」を紹介します。
1. サムネイルがとにかく大事
再生回数を伸ばすために欠かせないのが「サムネイル」です。動画はクリックされなければ再生回数は伸びませんし、そのためにサムネイルが非常に重要です。実際、同じ内容の動画でもサムネイルの違いで再生回数に大きな差が生まれることも珍しくありません。
良いサムネイルの作成には以下のポイントがあります:
- ひとことで動画の内容を伝える
- 文字数を控えめにする
- 強烈な言葉を使う
例えば、「9割の人は知らないブログの〇〇」「これを知らないとヤバい」「これが最強」など、強い言葉を使うことがおすすめです。ただし、サムネイルの内容は動画内でしっかりと説明することが大切です。
ユーザーはサムネイルを一瞬で見て判断しますので、目を引くインパクトを持つサムネイルを作成しましょう。
2. テーマを絞る
次に、重要なのはチャンネルの「テーマ」を絞ることです。YouTubeは独自のアルゴリズムを使用してチャンネルをテーマ別に分類し、ユーザーに関連動画を提案します。一つのチャンネルで複数のテーマをカバーしすぎると、YouTubeがどの視聴者にチャンネルを推薦すべきか分からなくなります。
したがって、テーマは一つに絞ることをおすすめします。テーマを明確にし、それに基づいてコンテンツを提供することで、視聴者はより簡単にあなたの動画を見つけることができます。
3. 1本目の動画に一番力を入れる
最後に、1本目の動画に特別な力を入れることが重要です。チャンネル開設後の最初の動画は、通常「おすすめ」や「検索結果」に表示されやすく、再生回数が増えることが多いです。
YouTubeはチャンネルが新しい場合、その属性を理解していないため、最初の動画を通じてチャンネルの内容を把握しようとします。したがって、初めの動画は質の高いものを用意し、視聴者に印象を残すことが大切です。
初めの1本の動画を成功させ、そのフォーマットを基にして継続的に質の高い動画を制作しましょう。おもしろく、有益なコンテンツが視聴者に受け入れられると、再生回数が伸びるサイクルが生まれます。
要するに、視聴者にとって「おもしろい」と思わせることが成功の鍵です。質の高いコンテンツを提供し、視聴者に価値を提供することを忘れずに、YouTubeでの成果を追求しましょう。
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