こんにちは、T部長です!
「ドメイン移管ってなんだろう?」「ドメイン移管をすべきなのかわからない……」と悩んでいませんか?
今回は、ドメインの移管について、初心者の方でも分かりやすく説明しますね!
T部長
この記事は以下のような人におすすめ!
- ドメイン移管とは何かを知りたい人
- ドメイン移管をしたほうが良いのか迷っている人
- ドメイン移管をしたい人
ドメイン移管とは簡単に伝えると「ドメイン管理会社の引っ越し」です!
たとえば、自分が所有するドメインの管理会社をA社とすると、ドメイン管理会社をA社から別のB社に変更することを指します。
ただ、「サーバー移行」と間違いやすく、ドメインの移管をする必要がないのにしてしまう人もいるのです……
そのため、当記事では「ドメイン移管をした方がいい人や移管方法、トラブルの原因」まで詳しく解説しています。
サーバー移行について詳しくは、下記をご覧ください。
ドメイン移管とは まず、「ドメイン管理会社」について説明します。
以下の画像のように、ドメイン管理会社はユーザーからの申し込みによりドメインを登録し、管理しています。
そして、ドメイン移管とは下記のように、「ドメイン管理会社を乗り換えること」(=変更すること)です。
たとえば、以下のように、4つの会社で別々に管理しているドメインを、そのうち1つの会社にまとめる場合などに、ドメインを移管します。
- ドメインをそれぞれA社、B社、C社、D社で管理している場合に、3つのドメインをA社に移して、A社で一元管理する
B社、C社、D社のドメイン管理会社をA社に変更することで、ドメインを一元管理できるようになるのです。その他、ドメイン移管のメリットについて、後ほど詳しく解説します。
なお、前述したように、ドメイン移管の手続きは「サーバー移行」と混同しやすいので、注意しましょう。次に「ドメイン移管」と「サーバー移行」との違いについて説明します。
そもそもドメインのことがよくわからないという方は、次の記事も参考にしてみてください。
1 サーバー移行との違い サーバー移行とは、現在使用しているレンタルサーバーを、別のレンタルサーバーに移すことです。
サーバー移行は、一般的には「もっと安いサーバーに引っ越したい」「より高性能なサーバーへ移したい」など、あくまで「サーバー」の料金や性能・機能などを理由として行うものになります。
現在のサーバー内のデータを、新しいサーバーに移すだけで完了するものなので、「ドメイン移管」とは全く別の手続きです!
サーバー移行をするとき、「ドメイン移管もしないといけないのかな?」と考えてしまう人が多いのですが、必ずしもドメイン移管を行う必要はありません。
この点を理解していることで、サーバーとドメインの両方を移す場合でも、トラブルなくスムーズに行うことができますよ!
サーバー移行の詳細については、下記をご覧ください!
ドメイン移管のメリット3つ
ここまでで「ドメイン移管とは何か」について理解していただけたでしょう。
次に、ドメイン移管のメリットを3つご紹介します。
1. ドメインとサーバーの契約管理が楽になる
ドメインとレンタルサーバーを別々の会社で契約するより、どちらも一緒の会社にすることで契約管理を楽にできます。
理由は管理に必要な手続きを行う先が1つの会社で済み、手間が減るからです。
下記画像は、当社運営の「Xserverドメイン」と「エックスサーバー」を契約して、ドメインとサーバーを一緒に管理している例です。
同じ画面上で更新やお支払いの手続きを行えるようになるので、管理が楽になります。
T部長 契約管理を楽にするために、サーバー移転をするときに一緒にドメイン移管をする人も多いですよ!
2. 複数ドメインの管理が楽になる
複数サイトを運営している場合に、ドメインを別々の管理会社から取得していることがあります。
管理会社を別々にしてドメインを管理していると、ドメインの支払いをどの会社でしていたかわからなくなることや、ドメインの更新を辞める場合に管理会社がわからず、管理会社を探すのに手間どることがあるでしょう。
そこで、ドメイン移管をすれば、バラバラに管理していたドメインを一元管理できます。上記のような不都合を回避して、ドメインの管理を楽にできますよ!
3. ドメインの更新料金が安くなる
ドメインの料金は、管理会社によって異なります。そのため、より更新料金が安い管理会社へ移管することで、ドメインにかかるコストを安く抑えられるのです。
ドメインは数年単位で利用する場合が多いため、維持にかかるコストも意識しておきましょう!
たとえば、Webサイトを5年間運営する場合、ドメインの更新料金で下記のような差が生まれます。
5年サイトを運営する場合
- A社:更新料金 3,000円 × 5年=15,000円
- B社:更新料金 1,000円 × 5年=5,000円
このとおり、B社でドメインを管理する方が、料金が1万円も安くなるのです。
ドメインはどこの管理会社で取得しても、役割や機能に違いはありません。そのため、できるだけ更新料金が安いドメイン管理会社を選びましょう!
ドメイン移管手続きの流れ
ここからは、ドメイン移管手続きの流れを説明します。今回はXserverドメインを例に説明しますが、ほかの管理会社もほぼ同じ流れで移管できるので、ぜひ参考にしてください。
ドメイン移管手続きを大きく分けると「現ドメイン管理会社での手続き」と「新ドメイン管理会社での手続き」の2つがあります。
まず、「現ドメイン管理会社での手続き」を解説します。
現ドメイン管理会社での手続き
現ドメイン管理会社では、移管に必要な情報の確認やそのための設定が必要になります。詳しくは以下のとおりです。
- Whois代理公開サービスの解除
Whoisは「ドメイン所有者の名前、電話番号、住所などのドメイン登録者情報」で、ICANNという機関より一般公開するよう義務付けられています。
しかし、Whoisはだれでも閲覧することができるため、個人情報を公開したくないという人もいるでしょう。
そこで、所有者自身の情報に代わって、各ドメイン管理会社の情報を公開する「Whois代理公開サービス」が設定されていることが多いです。
しかし、移管手続きに必要な連絡は、Whoisに設定しているメールアドレスに届きます。そのため、基本的には代理公開サービスを設定したままドメイン移管手続きを進めることはできません。
以上のことから、移管前にWhois代理公開サービスを解除する必要があります。
Whois代理公開サービスの解除方法は、以下の手順に従います。
- 移管予定のドメインをクリック Xserverドメインの管理画面にログインし、移管予定のドメインをクリックします。
- 設定変更をクリック 「Whois情報」の右側にある「設定変更」をクリックします。
- チェックマークを外し、フォームに入力する 「Whois代理公開設定」のチェックマークを外して、表示されたフォームに自分の情報を入力したあと、「確認画面へ進む」をクリックします。
- 登録情報を確認する 記入した情報に間違いがないか確認し、「有効性確認メールを送信する」をクリックしてください。
- 認証用URLをクリック 登録したのメールアドレスに届いた有効性確認メールに記載されている、認証用URLをクリックすれば完了です。
ドメイン移管手続きの詳細解説
4. レジストラロック(ドメインロック)の解除
レジストラロックとは、不正なドメイン移管を防ぐために、ドメインを移管できないようにするセキュリティ対策です。Xserverドメインでは、自動的にレジストラロックがかかる仕様となっています。そのままでは通常の移管手続きも行えませんので、以下の手順でロックを解除しましょう。なお、他社のドメイン管理会社をご利用の場合は、その管理会社の手順を確認してください。
- 契約情報をクリック
Xserverドメインの管理画面にログインしたら、移管予定のドメインをクリックします。
- 解約する
Xserverドメインの場合、ドメインを解約しないとレジストラロックが解除できません。解約するをクリックし、ドメインを解約しましょう。ただし、解約手続きを行っても、期限までドメインの利用は問題なく行えますのでご安心ください。
- レジストラロック設定をクリック
再度移管予定ドメイン右端のクイックメニュー(︙)を選択し、レジストラロック設定をクリックします。
- 「設定を変更する」をクリック
「解除する」が選択されているのを確認して、設定を変更するをクリックすれば完了です。
5. AuthCode(オースコード)を確認
AuthCode(オースコード)は、ドメインを不正に移管されないように割り当てられているコードです。移管手続きで必要になるため、現在の管理会社に確認してください。ただし、ドメインの更新期限が1ヶ月以内になるとオースコードを取得できない場合があります。更新期限まで1ヶ月以上余裕をもって移管しましょう。オースコードは、以下の手順で確認できます。なお、XserverドメインではAuthCodeを認証鍵(Auth Info)と呼んでいます。
- 移管予定のドメインをクリック Xserverドメインの管理画面にログインし、移管予定のドメインをクリックします。
- レジストラコンタクトへ認証鍵を送信する 表示されるWhois情報の下に、認証鍵の項目がありますので、レジストラコンタクトへ認証鍵を送信するをクリックしてください。
- メールをチェック メールでオースコードが届きますので、確認すれば完了です。
新ドメイン管理会社での手続き
新しいドメイン管理会社への移管申請方法は、以下の2つのケースがありますので、状況に合わせて手順をご確認ください。
Xserverアカウントが未登録の場合
エックスサーバーアカウントに登録していない場合、以下のステップで移管申請を行ってください。
- ドメイン名の入力 ドメイン移管申請ページにアクセスし、移管を希望するドメイン名を入力し、検索ボタンをクリックします。
- Xserverアカウントの登録・ログイン Xserverアカウントの登録画面に移動し、お客様情報を入力してアカウントを登録します。
- お支払い情報の入力 お申し込み内容を確認し、お支払い方法を選択します。お支払い方法はクレジットカード払い、コンビニエンスストア払い、銀行振込、ペイジー決済から選択できます。
- 登録情報を確認 お申し込み内容、登録情報、お支払い情報に誤りがないか確認しましょう。
- 規約への同意 Xserverドメイン利用規約および個人情報の取り扱いについてをお読みいただき、同意したら申し込みを完了させます。
Xserverアカウントが登録済みの場合
既にXserverアカウントを持っている場合、以下の手順で移管申請を行います。
- .jpドメインを移管する場合 .jpドメインを移管する場合は、現在のドメイン管理会社に「移管申請への承認依頼」が送信されます。その後、承認作業を依頼しましょう。
- .comや.netなど.jp以外のドメインを移管する場合 申込みが完了した後、数日中に「承認手続き」のためのメールが届きます。メール本文のURLをクリックして承認してください。承認が完了したら、「移管完了のお知らせ」が届き、移管手続きが終了します。
Xserverアカウントが登録済みの場合、ドメイン移管手続きをスムーズに行う方法をご紹介します。
- Xserverアカウントへログイン
最初に、Xserverアカウントにログインしましょう。ログインページから、ご利用のメールアドレスまたはXserverアカウントIDとパスワードを入力し、アカウントにログインします。
- ドメイン移管をクリック
Xserverアカウントにログインしたら、管理画面から「ドメイン移管」をクリックします。
- 移管の申請をクリック
「ドメイン移管」を選択したら、次に「移管申請(登録事業者の変更)」をクリックします。
- ドメインを検索
移管したいドメイン名を指定し、その後、「ドメインを検索する」ボタンをクリックして、指定したドメインが移管可能かどうかを確認しましょう。
- お支払い方法を選択
移管が可能な場合、お支払い方法を選択します。クレジットカード払い、コンビニエンスストア払い、銀行振込、ペイジー決済から選択できます。選択が完了したら、「お申込内容の確認」をクリックします。
- 移管の承認作業
.jpドメインを移管する場合、現在のドメイン管理会社へ「移管申請への承認依頼」が送信されます。この際、承認作業を依頼しましょう。
.comや.netなど.jp以外のドメインを移管する場合、申し込みが完了した後、数日以内に「承認手続き」のためのメールが届きます。このメール内のURLをクリックして承認手続きを完了させてください。
承認が完了すると、「移管完了のお知らせ」というメールが届き、移管手続きが終了します。
以上の手順に従って、Xserverアカウントを利用してスムーズにドメイン移管手続きを行ってください。
ドメイン移管ができない原因とその対応方法について、詳しくご説明いたします。以下が移管できない原因と対応方法です。
1. Whois代理公開サービスを解除していない 移管承認メールが届かないという問題が起きる原因の一つとして、Whois代理公開サービスを解除していないことが考えられます。承認メールは通常、公開中のWhois情報に登録されたメールアドレスに送信されます。代理公開設定がままの場合、承認メールはドメイン管理会社のメールアドレスに送信され、受信者には届きません。したがって、Whois情報が代理公開のままであれば、まず解除する必要があります。
2. Whoisに登録しているメールアドレスが間違っている 代理公開サービスを利用していない場合でも、承認メールが届かない原因として、登録されているメールアドレスが誤っている可能性があります。移管予定のドメインのWhois情報に登録されているメールアドレスを確認しましょう。
3. 送られた承認メールについて承認作業ができていない ドメイン移管が完了しない場合、一般的な原因は、ドメインの移管先から送信された承認メールの承認作業が不足していることです。確認作業を行うために、次の2つの要因を確認しましょう。
- 移管承認メールを見逃していないか
- 移管承認メールに対して「拒否する」を選択していないか
4. レジストラロックを解除していない レジストラロックは、不正なドメイン移管を防ぐためのセキュリティ機能です。ドメイン管理会社によっては、自動的にレジストラロックを設定する場合があり、ドメインを移管する際には、このロックを解除する必要があります。
5. ドメイン登録から60日を経過していない ICANN(ドメインの管理団体)の規定により、ドメインを登録してから60日未満の間は、移管ができないという制約があります。最近取得したドメインを移管しようとしている場合、取得日から60日以上経過しているかどうかを確認しましょう。
6. プレミアムドメインにより移管できない プレミアムドメインは、その希少性や特別な文字列のために、通常のドメインよりも高価格で提供されるドメインのことです。一部のプレミアムドメインは、移管ができない場合があります。プレミアムドメインを移管しようとしている場合、まずそのドメインが移管可能かどうかを確認しましょう。
なお、Xserverドメインの場合、プレミアムドメインの取り扱いは行っていないため、プレミアムドメインの移管はできません。
移管に関する問題の解決に役立つ情報を提供しました。問題が発生した場合、それぞれの原因に対応する手順を確認し、スムーズな移管手続きを行いましょう。プレミアムドメインについては、Xserverドメインの場合は取り扱いがないことを覚えておいてください。
ドメイン移管について、Xserverドメインをおすすめする理由とドメイン移管の費用を無料にする方法についてご紹介いたします。
Xserverドメインは、ドメイン移管をお考えの方に最適なオプションです。当社運営のXserverドメインでは、「.com」「.net」「.jp」といった非常に人気のあるドメインの更新料金が国内最安(※2022年7月1日13時時点)となっており、維持コストを低く抑えたい方にとって、おすすめのサービスです。
さらに、ドメインとサーバーを一緒に移行する場合には、「エックスサーバー」も検討していただきたいと思います。キャンペーン期間中に新規でエックスサーバーを申し込むと、特典としてドメイン移管費用を無料にすることが可能です。
エックスサーバーの特典を利用するメリットは以下の通りです:
- ドメイン移管料金が無料で、更新料金も永久に無料で維持可能。
- 一元管理できる管理画面で、ドメインとサーバーを簡単に管理可能。
- ドメインとエックスサーバーの連携が自動で設定できます。
エックスサーバーの申し込み手続きについては、「ブログの始め方を知りたい!実際に始めたい方へ」をご確認いただければと思います。
ドメイン移管について、この記事では分かりやすく解説してきました。最後に、ドメインを移管すべき人物についてもう一度確認してみましょう!
ドメイン移管がおすすめの方:
- 複数のドメインを一元管理したい方
- ドメインとサーバーの契約管理を簡略化したい方
- 年間のドメイン更新料金を削減したい方
もし「ドメインの管理が難しい」「更新費用が高い」とお困りの方がいらっしゃれば、ぜひドメインの移管を検討してみてください。
最後に、ドメイン移管手続きは以下の2つのステップで進められます:
- 現在のドメイン管理会社への手続き
- 新しいドメイン管理会社への手続き
この記事を最後までお読みいただき、ありがとうございました。ドメイン移管に関する情報を活用し、スムーズな移管手続きを進めてください。何か質問があれば、どうぞお気軽にお知らせください。
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